税理士試験は、何かの犠牲なしには受験することができないものです。それは、絶対的な事実です。
私の場合は仕事をしており、かつ家族がいましたので、それらとの両立が必要でした。自分が両立することができていたかどうかは、正直言ってわかりません。仕事と家庭のどちらも犠牲にしていたのかもしれません。
仕事を犠牲にすると、職場で評価が下がり、給料も下がるかもしれません。また、家庭を犠牲にすると、最悪の場合家庭崩壊につながるかもしれません。
しかし、それを言っていると、きりがありません。ここは、なぜ税理士試験を受けようとしているのかを、もう一度考えてみましょう。
なぜ、仕事や家庭を少し犠牲にしてまで、勉強をしているのか。
などの目標を持っている方も多いのではないでしょうか?
そのような大きな目標を達成するためには、いま仕事や家庭が少し犠牲になるのは仕方がないと思うのです。
それよりも、いま頑張って勉強をし、1年でも早く合格することです。
合格したあとにその知識をフル活用して仕事に活かし、いまの会社に恩返しをしてください。また、経済的・精神的に豊かになることで家族をより幸せにしてください。
ある程度の犠牲を払っても、まずは合格するために勉強をすることが大事だと述べました。しかし、仕事をしないわけにはいきませんし、家族を無視するわけにもいきません。なるべくうまく両立させることが大切です。
では、どうやって両立をすればいいのでしょうか。まずは、仕事との両立について考えていきたいと思います。
仕事に関しては、会社に「税理士試験に合格するために勉強している」ことを宣言するのがいいと思います。宣言をすれば、もしかしたら残業なども配慮してくれるかもしれません。あるいは、宣言することによって、早く帰るときも周囲の目が少しは違うかもしれません。
どこでもそうだと思いますが、私の会社でも残業をするのが当たり前で、平日に学校に行くなんて、きっとおかしいと思われていたことでしょう。また、みんなが居残って仕事をしているのに、私だけ「お先に失礼します」と言って帰っていくのは、結構勇気がいりましたし、いやなものでした。
しかし、私はいつも思っていました。
「絶対に早く合格して、みんなを驚かせてやる!」
このように述べると、「社会人として甘い」と思われるかもしれません。
しかし、私は思います。仕事も試験も中途半端なのは、もっと「甘い」と。税理士試験を受けるのであれば、真剣に税理士試験に取り組んでください。
あとは、税理士試験の優先順位を上に持ってくるということです。「仕事が忙しい」ではなく、忙しくならないようにすることや、効率を上げて、仕事を早く終わらせるようにすることが大事です。
次に、家庭との両立です。こればかりは、家族によく話をして説得しなければどうにもなりません。
「なぜ税理士試験を受けるのか」ということや、「税理士試験に合格したらどうなるのか」ということを、詳しく話しておかなければ、協力は得られません。
私は、何年後に税理士になり、経済的にはこうなって…ということを妻と話し合いました。それでなんとか理解を得ることができました。
最後に、お子さんのいる方へのアドバイスです。
親としてできることでいちばん大事なことは、子供となるべく接して、たくさんの話をすることだと思います。
私も受験中は、小さい子供の相手があまりできず、とても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しかし、逆に「早く合格して、子供と接する時間を作るぞ」ということをいつも考えていました。
また、実際の勉強方法ですが、休みの日などは時間をきっちりと区切り、例えば「9時から12時は子供と遊ぶ」「13時から17時は図書館に行って勉強」などと、スケジュールを決めてやっていました。だらだら遊んだり勉強したりするのではなく、きっちりと時間を大切ることが大切です。
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